TSURUGI DE HATARAKU

TSURUGI DE HATARAKU

宿泊や食体験を通じて、
日本の心、ふるさとの温かさを伝える

和田屋料理宿

季節のうつろいを感じられる美しい庭に、趣のある日本建築の建物、旬の食材を使った料理と心地良いおもてなしで訪れる人の心を掴む、老舗料亭宿「和田屋」。

 

江戸・前田藩時代に手取川のほとりで創業し、別名「柳茶屋」として親しまれていましたが、度重なる水害により、当時親交のあった宮司から声をかけられ、四代目当主の代で白山比咩神社の境内に移転したエピソードを持ちます。

 

 

建物に一歩足を踏み入れると凛とした空気が漂っていますが、不思議と気持ちが和らぎ、滞在しているうちに心身ともに清められていくような感覚を覚えます。

 

すべての部屋に囲炉裏があるのが特徴で、夕食は各部屋にて目の前で鮎や岩魚を焼いて提供してくれるというから驚き。料理は地物にこだわり、地元で採れる山菜や加賀野菜、ジビエなど白山麓ならではの食材をふんだんに使用。これまで「ミシュランガイド富山・石川版」や「ゴ・エ・ミヨ東京・北陸」で多くの評価を獲得しています。

 

 

七代目・和田壮央さんは県内外で修業を重ね、2019年に代表に就任しました。

 

「以前、都会からお越しになられた方が『自分には故郷がないのですが、まるでここがふるさとみたいです』とおっしゃられたんです。生まれ育ったときでなくても、日本の文化やふるさとを心で感じていただくことができる。それが嬉しいですね」とやりがいを語ります。

 

 

春は山菜、夏が始まる頃には鮎や岩魚、秋はきのこ、冬はジビエと四季折々の食材を使った料理を提供。「山の恵みを知る人が減ってきているなかで、鮎やきのこ、熊肉など地元の食材を通じて魅力を発信することにより、興味を持っていただければ」と和田さんは言います。

 

 

「私たちの仕事は食べること、寝ること、それからお風呂に入ること・・・そういった日常生活にまつわることなので仕事自体は難しいものではありません。ただ、このような古い建物は今では珍しいので、お客様には空間だったり非日常を楽しんでいただければ」と話すのは女将の和田智子さん。

 

 

囲炉裏で時間をかけて焼いた魚を味わったり、日本庭園を眺めたり、ゆっくりと神社の境内を散策したり。普段の生活とは異なる時間の流れに身を委ねるうちに、お客様は次第にリラックスした様子になっていくのだといいます。

 

「様々な職業のお客様がいらっしゃいますが、会話をしていると、ちょっとした一言にハッと気付かされたり、お客様の言葉が心に響いたりすることがあるんです」と接客業の醍醐味を教えてくれました。

 

 

現在「和田屋」では20〜60代まで幅広い年代のスタッフが活躍しています。

 

なかには子どもがいるスタッフもおり「急にお子さんが体調を崩すこともあるでしょう。都合が悪いときには遠慮せずに気軽に相談してもらって、調整するようにしています。休みやすい環境を整えることで、働きやすさにつながればと思います」。また、宿泊業としては珍しく定休日があるのも働きやすいポイントです。

 

 

美食本「ゴ・エ・ミヨ2021」で、ベストサービス・ホスピタリティ賞に選ばれたこともある女将。手書きでしたためた料理のお品書きや礼状などが評判です。

 

「こちらが一方的にサービスをご提供するのではなく、実はお客様から何かをいただいていることもある。お互い様なんだなって気付かされますね。たとえばお越しになられるときに傘が濡れていれば乾かしておいたり、靴が雪で濡れて冷たくなっていれば温めておいたりと、小さな宿だからこそできるおもてなしを大切にしたい。また、それによってお客様から喜んでいただいたエピソードをスタッフ間で共有することでみんなが嬉しくなる。そんな嬉しい循環を作っていきたいですね」。

 

料理宿

和田屋

住所
石川県白山市三宮町イ55-2(白山さん境内際)
電話番号
076-272-0570
募集職種
調理スタッフ、接客スタッフ、フロントスタッフ
雇用形態
正社員、パート
給与
職種によって違うため要相談
待遇・福利厚生
扶養内O K、制服貸与、自動車通勤対応
交通費規定、等
勤務地
有限会社和田屋
石川県白山市三宮町イ55−2
仕事内容
調理、配膳、フロント業務など
勤務時間
部署によって違いますのでお問合せください
休日・休暇
毎週火曜日定休日
家族の都合等、柔軟にシフトを組んでいますのでご相談ください
求める人物像
人とのコミュニケーションが好きな方、自立した方
問い合わせ先
和田屋 076-272-0570

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